丈夫なところに住みたい!気になる建築構造のメリットデメリット。
2021/12/16
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建築といば、兵庫県✨
皆さん、日ごとに寒さがつのってまいりますが、いかがお過ごしでしょうか。
健康第一です!体調に気を付けてお過ごしください。
さて、今回は「建物の構造」について。
私はアパートに住む際一番と言っても過言ではない程、重要視していたのが建物の構造は木造なのか!?鉄骨造なのか!?というとこです。
地震がきたときに丈夫なところに住んでいたい!と思っておりましたので…
そこでまず木造住宅と鉄骨造住宅のメリットとデメリットを紹介致します。
◎木造住宅メリット
コストを抑えられる
通気性がいい
間取りの自由度が高い
開口部を大きく取れる
✖木造住宅デメリット
足音が響きやすい
シロアリ被害等定期的なメンテナンスが必要
火災保険が高め
◎鉄骨造住宅メリット
耐久性、耐震性、水害にも強い
工場加工で品質が安定している
✖鉄骨造住宅デメリット
コストがかかる
固定資産税が下がりにくい
夏は暑く、冬は寒い
以上が、木造住宅と鉄骨造住宅のメリットデメリットになります。
建物構造には他にもあり、どんな種類があるのか、それぞれの特徴、材料の性質などまとめました。
1.木造(W造)
一軒家やアパートなど、日本における建物構造のスタンダード。
昨今では、癒やしや自然志向の気運が高まり、木材の良さが見直されています。
都市部では、3階建ての木造住宅の着工数も増えているようです。風雨にさらされても建築当時の姿のまま長持ちします。
2.鉄骨造(S造)
建物には鉄を使った工法がいくつかありますが、そのなかでも鉄骨造は用途が幅広く、戸建て住宅のみならず、より強度が求められるマンション、ビルなどに採用されています。
柔らかいのが特徴のため、地震時の揺れは大きいです。
しかし、柔らかい材料は地震力を受け流す性質があるため、地震エネルギーの吸収に長けている構造で、耐震性は高いとも、言えます。
3.鉄筋コンクリート(RC造)
中低層の建築物で多く採用されています。
RC造は地震が起きたとき、比較的揺れが少なく、防音性があります。
鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮に強いという双方の特徴を組み合わせて、より強い構造を実現しています。
しかし、コンクリートを流し込む工数が増えるためコストが高くなる傾向にあります。
4.鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
高層の建築物に採用されています。
鉄筋コンクリートに鉄骨を組み合わせた材料です。
ただ、すべての階層にコンクリートを流し込むと建物全体の重量がかなり重くなってしまうため、5階よりも上の上層階にはコンクリートを流し込まないことがあります。
鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(RC造)、両方の良さを引き継いだ建物構造です。
5.コンクリート充鎮鋼管構造(CFT造)
大空間や超高層等の大規模建築への適用事例があげられています。
鋼材とコンクリートを組み合わせた材料です。
鉄筋や型枠の組立てを必要としないシンプルな構成が特徴で、強度、剛性、変形性能などの面でも優れています。耐久性・耐震性だけでなく耐火性も兼ね揃えています。
前述した建物構造に次ぐ第四の構造として近年注目を浴びているようです。
★法定耐用年数(長い順)
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) 47年
鉄筋コンクリート造住宅(RC造) 47年
重量鉄骨造住宅(S造) 34年
軽量鉄骨造住宅(S造) 19年~27年
木造住宅 22年
★1坪あたりの平均坪単価(高い順)
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) 100万円以上
鉄筋コンクリート造(RC造) 80万円~100万円
鉄骨造(S造) 60万円~90万円
木造 50万円~60万円
★まとめ
日本の戸建住宅では木造が圧倒的なシェアを占めています。
木造住宅が日本で主流となった理由の一つとして、木材の高い吸湿性や通気性が高温多湿な日本の気候に適していることが挙げられます。
木造でも、様々な構造的な配慮(工夫)や既存技術の組み合わせなどによって、耐震性を確保できます。
建築コストや性能など、メリット・デメリットを比較し、最適なものを選びましょう。